Impressions
無色透明の女声ソプラノに普通声/デス・ヴォイスを使い分ける男声ヴォーカルが絡むハンガリー出身のゴシック・メタル。
全体的にアップテンポ気味のリズムに単音フレーズのギターリフ中心という PARADISE LOST を彷彿させる展開に、ほのかにシンフォニックな味付けを施したという感じの楽曲がこの作品を組成している。
安定した演奏、メロディの端々、静の部分のメランコリックな響きなどに顔を除かせるそこそこの魅力は確認できるものの、声に存在感が無いなど決して悪くはないが掴み所がないのもまた事実で、「EVENSONG ならでは」というオリジナリティが皆無なのが現時点ではチョット辛いな~。
でも、聴き続けるうちに良い部分が見えてきそうな良質の素材であることには間違いないよ。(99/05/07)
満足度 : 66%