Impressions
沖縄のハード・ロック・バンド 紫 の34年ぶり(!!!)の3rdアルバム。
1976年にリリースされた1st "Murasaki" と2nd "Impact" の2枚を聴いた高校時代の俺は、その「究極の超 DEEP PURPLE タイプ」な内容にややパロディ扱いしつつも、プレイから滲み出る極上な PURPLE 系ヴァイヴに夜な夜な悶えさせられていたものだ。あれから30余年、まさかその 紫 が本格的に再結成してアルバムまで作っちゃう日が来るとは。。
ジョージ紫 (key), 比嘉 清正 (g), 下地 行男 (g), 宮永 "チビ" 英一 (dr) のオリジナルメンバーに加え、シンガーには ジョージさん がかつて率いていた ジョージ紫&MARINER の JJ を、ベースには唯一の若手メンバーとして沖縄のハード・ロック・バンド 8-Ball で活動する Chris を迎えた本作でも、その DEEP PURPLE をリスペクトしまくった王道ハード・ロックは一ッ切のブレなし。感涙必至の悶絶リーダー・トラック #2 "Into the Sun" らの超パープリッシュな曲々は、それを還暦バンドがプレイしているとはにわかに信じ難い高いエネルギーを発しまくりですよ。
ジョージさんもチビさんも(畏れ多すぎて呼び捨てにできませんがな/汗)デラ凄いんだけど、やはりリード・ギタリスト比嘉さんがどう考えてもヤヴァい。円熟のエモーションで攻めつつ今風のスリルも所々で織り交ぜちゃうソロとか、どこをどう聴いても60代のオッサンが弾くギターじゃないデスって・・・。
昨年9月の東京でのライヴは都合つかなくて行けなかったけど、次回あったら絶ッ対行くデス!
満足度 : 86%