Impressions
HAMMERFALL / Renegade (2000)
投稿日: 2000/11/20
いつのまにかこんなところに雇われていた Anders Johansson にビックリの(笑)鎧のメタル騎士団 HAMMERFALL の新作は、冒頭を飾る "Templars of Steel" のあまりの勢いの無さに背筋に冷や汗が一筋伝ったが、次からの "Keep the Flame Burning" ~ "Renegade" ~ "Living in the Victory" 以降の流れは、血気沸きあがる勇壮なストロング・メロディが炸裂する相変わらずの「クサダサ漢メタル地獄」が展開されていてホッと一安心。
「おっ」と思ったのは、シンガー Joacim Cans が、音程こそ相変わらず致命的寸前に激アマだが、適所適所に合った発声法を心掛けることによって表現力が大幅に増した結果、艶やかな色気や説得力めいたものが出てきたこと。良いね。うん。
が、今のところ上記3曲に位にしか絶大な魅力を感じていないのがちょっとツライかな。聴きこむと違ってくる気もするけど。ただ、どの曲もヘドバン&合唱向きの仕掛けがふんだんに施されているので、ライヴではやっぱ超盛り上がりそう。言ってしまえば、多分あらかじめ曲を一切知らなくっても激乗りまくりが可能だよね、HAMMERFALL って。それってカナリ凄いことかも。
他にも、Anders Johansson のプレイスタイルがバンドに合っていなかったり、ギターコンビのプレイがこれまで同様崖っ淵(苦笑)だったりするけど、ま、Oscar Dronjak 様 さえ居てくれれば HAMMERFALL は不滅ってことで。
満足度 : 79%