Impressions
TALK OF THE TOWN / The Ways of the World (2000)
投稿日: 2000/06/20
TALK OF THE TOWN の奇跡の新作は、メンバークレジットが無くて(苦笑)なんだかちょっと胡散臭さに包まれたアルバムだなぁ。ってな風に、今回は基本的には A.Saluena と T.Denander のプロジェクト的な色合いが強げ。
んで、いけないと思いつつもついつい "Free like an Eagle" の再来を期待してしまった(汗)内容的には、やはりそこまでのレベルは無理ってものながら、ORION THE HUNTER に通じる穏やかな透明感と NIGHT RANGER の大陸的な快活さを併せ持った悪くない出来。
「SURVIVOR のつまらない曲」みたいな印象の薄い退屈系な曲もあるけど、都会派 AOR のフィールに包まれた "Mainstream"、仄かな泣きを携えた "A Life So Fail"、Thomas Vikström のソロアルバム収録曲を思わせる佳曲 "A Matter of the Heart" など、ツボに来る曲も揃っている。
注意して聴くと意外なほどにテクニカルなギター("All that Your Good for" でのミスマッチなほどの早弾きの応酬が笑える)も聴いていて気持ち良かったり。
満足度 : 77%