Impressions
サブタイトルは "Valensia '98 Musical Blue Paraphernalian Dreams of Earth's Eventide Whiter Future & Darker Present Soundspheres from New Diamond Age Symphonian Artworks to Yesterday's Westernworld Rockcraft Under the Raging Ninetie's Silver Promise of the Happy Hundreds on the Break of the New Millennium's Hazy Misty Dawn."
・・・って何とかしてくれこのタイトル! レイアウトが狂っちゃうやんけ!(笑)
まぁそれは置いといて、完璧なアンサンブルを誇った名作 "GAIA"、やや冗長&散漫な印象を受けた前作 "K.O.S.M.O.S" に続いてのこの新作で、VALENSIA はまた新たな境地に達したようだ。
デビュー作での魅力の一端であった哀愁を伴ったドラマチックさが更に後退したのは残念だが、独特のカラフルで煌びやかなサウンドは、モダンで実験的なアレンジにより以前に増して洗練された感触。これまで以上に偏執的なまでに創り込まれた各楽曲のクオリティは驚異的に高く、恒例の壮大なる賛歌 "Millennium" を筆頭にとして各曲それぞれ印象的なフックと共にコンパクトまとめられ、唯一無二の VALENSIA ワールドを堪能する事ができる。
とはいえ QUEEN の "Tie Your Mother Down" のパロディ "Dead or Alive" は度を越えてあからさま過ぎ。これを自分のクレジットにするのは反則だよ~。