Impressions
明らかに今日の HM 界における中心的存在である RHAPSODY の待望の新作は、その高まりきった期待を些かも裏切ることもない、血湧き肉踊る傑作!
留まることなく極限まで大仰に展開する壮麗なるファンタジック・メディヴァル・バトル・ワールドは、常に疾走しながらもリズムの起伏の妙がチリバツなのと、いい意味で濃密なコンパクトさを持って一気にアルバム通して聴かせてしまう魔力に満ちている。
Fabio Lione の堂々たるオペラティック・シンガロングも過去最高のストロングさで迫り、これまでややチンマリとした薄っぺらさを感じさせていた Luca Turilli のギター・パートも、安定感と深みが付加されてイイ具合。いやぁ~、嬉しいね。生きてる間にこういうのに出会えると。ライヴ観たら狂い死にするね、きっと。
敢えて苦言を呈するとすればそのジャケット! もっとクサクサにして欲しかった!(爆)
満足度 : 95%