Impressions
スウェーデン産メロディック・メタル・バンド NARNIA の 5th アルバム。
初期に顕著だった Yngwie Malmsteen Music への傾倒っぷりは過去の恥部・・・と言わんばかりに、本作で展開されているのはファンタジックでもネオ=クラシカルでもない「普通の」メロディックなへヴィ・メタル
うーん・・・楽曲&プレイの魅力もなくはないしプロダクションのクオリティも非常に高いしで、「うんうん、中々イイぢゃん?」って頷きながら聴けちゃうんだけど、とにもかくにも“地味”の一言。感想まとめるのに一番困るタイプだ。。
さらに残念なのが、Carl Johan Grimmark (g,key) の大人しさ。染み付いたネオクラ・センスを端々に滲ませてはいるものの、楽曲優先の奥ゆかしい姿は聴いてて歯痒さ満点だ。Christian Rivel (vo) のヴォーカルも、表現力豊かでフツーに上手い部類に入るんだろうけど、DIVINEFIRE 来日時に判明した無駄に熱苦しい面白キャラが変に印象付いちゃって脳内で変なバイアスがかかっちゃうし。(^o^;
一番耳を惹かれたのが、Carl 自身がコントロールするキーボード・パートの意外なセンスの良さ・・・なぁんてバンドの本質とあまり関係のない部分だっちゅーのが泣けますな。
(Apr. 04, 2006)
満足度 : 63%