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ANGRA / Fireworks (1998)

投稿日: 1998/08/20

シンプル化とかメタルへの回帰とか、待っているこちらが不安になるようなアナウンスが流れてはいたがなんのなんの、「華麗なる ANGRA 」は健在だ。本作においても高貴な香り漂う優美なシンフォニックなアレンジは大胆にフューチュアされているが、楽曲の中核を成す部分を今まで以上にヘヴィ・メタルの醍醐味である「ギター」ががっちりと掴んでいるために、確かに前作までと比べてと多少異なった剛健な質感に溢れている。
が、ゴリゴリに押してもどこかエレガントで、儚ささえも感じさせる独特の感触は相変わらずで、一安心。それどころか、Chris Tsangarides の指揮により一寸の隙もなく緻密に構築された、Kiko Loureiro & Rafael Bittencourt の弾き出す多彩なギターアレンジの絶妙なる扇情性は過去最高と言ってもいいだろう。
ヘヴィ・メタルのダイナミズムに溢れる "Metal Icarus","Speed" をはじめとする攻撃的な面とエスニックで風景的な "Lisbon","Gentle Change" らの柔和な面の両面がバランス良く融合し、ヴァラエティに富みつつも散漫な印象のない懐の深さを見せ付けている。
同系のジャーマン的クサメロ系バンドにありがちな「子供だましメロディ(c)MOM」での表面的な扇情(それはそれでスッゴイ好きヨ^_^)ではなく、多彩&絶妙なバンドアンサンブルと各メンバーの生身の表現力で勝負を賭けてきた感があるこの "Fireworks"、聴けば聴くほど身体の内側から感動の炎が沸き上がってくるのを感じる! あっ、来た! うぉーーーっ! 俺は今猛烈に感動している!!
え? Andre Matos の裏声? 100%気になりませんったら。

追記:ボーナストラック "Rainy Nights" での「ここまでやるか!?」的なユーロ系叙情ポップの味わいも Very Nice !

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