Impressions
1992年に名作 "Double Eclipse" 一枚を遺して消滅した HARDLINE が10年の時を経て奇跡的に復活。
1曲にゲストで参加するのみとなった Neil Schon に代わり、ギタリストの座には Josh Ramos が就いている。
当時のメイン・ストリームな雰囲気そのままのアメリカン・ハードは、10年という時が経過してこのスタイルが既にメイン・ストリームではなくなっていても何ら変わりはない。
・・・が、やっぱり "Double Eclipse" が名盤過ぎたせいか、哀愁系ハード・ロック #2 "Y", #5 "Do or Die"、そして Johnny Gioeli のエモーショナルな渾身歌唱が心に迫るバラッド #4 "Face the Night", #11 "The Gift" といった好みのスタイルの曲が収録されてはいるんだけど・・・うーん、やっぱどうにも物足りない。。。
出来は決して悪くはないどころか、最近のこの手の「メロディック・ロック系」にしては驚くほどにメジャーなスケール感も備わっているのがさすがだナァと感心したりしちゃうんだけど、どうしても奇跡的な名曲 "Hot Cherry" や "Everything" 級の楽曲を求めてしまうんだよね。その事自体に無理があるのはわかっちゃいるんだけど・・・ねぇ。
満足度 : 73%