Impressions

CASUS BELLI / In the Name of Rose (2005)

投稿日: 2005/08/20

ギリシャのパワー・メタル・バンド CASUS BELLI の 2nd アルバム。

悪くない出来だったもののやや焦点がボケ気味だったデビュー作から一転、ジャーマン・ティピカル・パワー・メタルと 80's U.S. パワー・メタルの中間あたりの質感を持つ剛健なパワー・メタルは、暑苦し系の熱唱ヴォーカルを生かした剛球勝負に焦点を定めたかの統一感が格段の成長を感じさせる。

バンドの看板ネオ=クラシカル・ギタリスト Panos Arvanitis がエモーショナルに弾きまくる様が同郷の Gus G. を連想させることもあって、その音像は MYSTIC PROPHECY, FIREWIND に近いものとも言えるが、楽曲の出来としては文句なしでこの CASUS BELLI に軍配が上がるね。随所で聴けるメロウな味わいもナイス。

RAGEPeavy Wagner がゲスト参加してます。

 (Aug. 14, 2005)

満足度 : 85
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