Impressions
EDENBRIDGE / Shine (2004)
投稿日: 2004/12/20
オーストリアのシンフォニック・メタル・バンド EDENBRIDGE の 4th アルバム。
更にケヴァくなったお姿が一部に好評な Sabine Edelsbacher 嬢の癒しヴォイスから、これまでちょっと気になってた独特のクセが減少し、さらにはパワーに頼らない自然な流れが中近東~東洋な癒しを誘うエスニック・フレーヴァーの旨味を見事に引き立たせていて、非常に聴きやすくなった印象。
それもこれも、メタル方面への無理を避けて穏やかさを追求したかの、これまでになく焦点が絞れてきた感のある作風のおかげかな。プロダクション的な完成度の高さも味方して、本作でバンドとしてのプレゼンスをさらに向上させることに成功したと思えるわ。
ただ、このバンドの癌である Lanvall の情感皆無なピロピロ・シャラシャラ・ギターは相変わらず癇に障り続けているんで、今後いっそのことギターレスにしてさらにアンビエントかつアトモスフェリックな方面に進んでくれると非常に嬉しいんだけど・・・。
(Dec. 19, 2004)
満足度 : 76%