Impressions

EVERY LITTLE THING / Time to Destination (1998)

投稿日: 1998/12/20

えー、歌謡曲です。(笑)
しかぁし! 侮るなかれ、マイナースケールを基本的とした哀愁溢れる旋律と、その背景を支配するゴージャス&ラグジュアリーなアーバン・アレンジ・・・こりゃ女性シンガーを擁する哀愁AOR ハード・ポップとして、そこそこ楽しめるぞ。
何と言っても、David Foster を敬愛するという 五十嵐 充 のコントロールするハード AOR サウンドがイイ感じ。派手派手のポリフォニック・シンセと仄かなプレグレ的変拍子の仕掛けが、TOTO,REO SPEEDWAGON, BOZ SCAGGS らの王道 AOR アーティストはもとより、BOSTON,KANSAS, STYX, JOURNEY といったアメリカン・ネオ=プログレッシヴ・ムーヴメントの一群を想起させるサウンドを造り上げている。
確かに上記のアーティストの既発フレーズ/アレンジを「まんま」持ってくるという、無知な一般浮動リスナーを舐めきった部分が目立つが、(ナント ALCATRAZZ, OZZY OSBOURNE のフレーズまでそのまま・・・^_^;)逆に言ってしまえば、我々マニアはそんなアコギな部分を見つけて「ニヤリ…」と楽しむこともできるというわけだ。
でもそれらを差し引いても、この音像はすべての70~80's 産業プログレ AOR ファンが渇望しているものだと思うけど。挑戦してみる?

満足度 : 87
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