Impressions
BLACKMORE'S NIGHT / Village Lanterne (2006)
投稿日: 2006/01/20
我が心の師 Ritchie Blackmore (g) 率いるルネサンス/ジプシー・ミュージック・ユニット BLACKMORE'S NIGHT の 5th アルバム。
前作で開花した歌唱力/表現力がますます増進した感のある愛人 Candice Night (vo) ナチュラルな美声と、到底還暦とは思えぬシャープな冴えっぷりを見せつける Ritchie の悶絶ギター・プレイが愛情を交感させながら中世の宮廷で繰り広げる華麗なる酒宴は、期待を690%裏切らない安心の出来。
ナイーヴな哀愁を孕んだ優美に和むクラシカル・フォークに混じって、随所でハードにロックしながら Ritchie の伝家のエレクトリック・ギターが泣きまくる場面が登場するメリハリも嬉しく、その Ritchie のギター・パートの意外にも緻密なオーヴァーダブを含めて、全体的にこれまで以上に時間をかけて詳細までしっかりと作り込んである印象だ。
後期 RAINBOW が遺した超名曲のセルフ・カヴァー #14 "Street of Dreams" も、世紀を超えて新たな魅力を発散。Special Track for Limited Edition として追加収録された "Street of Dreams - featuring Candice Night, Ritchie Blackmore and Joe Lynn Turner" の存在も、我々盲目的な信者としては(笑)「RAINBOW の局地的再結成」的な感慨深さに溺れるね。うん、溺れる溺れる。
(Jan. 29, 2006)
満足度 : 90%