Impressions
8th アルバム。(って、枚数的にはまだまだそんなもんだったのね/驚)
84年に登場した時はどっから見てもハード・ロック・バンドだったのが、"Keep the Faith" 以降はスッカリ垢抜けちゃって、今や「めざましテレビ」でも話題になるほどの一般向け洋楽アーティストの代表格だもんなぁ。(遠い目)
それでも未だに新作がリリースされる度にこの BON JOVI を買い続けてるってのは、インストゥルメンタル群が発するサウンドの質が変遷しつつも変わる事がない Jon Bon Jovi の歌がそこにあるからなんだろうな。きっと。
本作に収録されている楽曲も、モダン・ロックのヘヴィな味わいやドラム・ループの導入など時流に乗った様々なアプローチを見せているが、Jon があの独特のアヒル声で歌うその魅力的な躍動メロディはしっかりと健在。
ヘヴィに始まりメランコリックなサビに繋がってゆく #1 "Undivided"、もし Liv Kristine 嬢が歌えばきっとカナーリそれっぽい「超 THEATRE OF TRAGEDY タイプ」(苦笑)な #2 "Everyday"、初期 BON JOVI の魅力を今に伝える路線の名曲(でもよく聴くと「超 TO/DIE/FOR タイプ」かも/さらに苦笑)#11 "Bounce"、そして #5 "Misunderstood", #12 "Open All Night" という2曲の傑出した情感溢れるバラード・・・と、オレ的に "It's My Life" 1曲だった前作 "Crush" と比較しても、楽曲の出来も粒揃いな感じ。もちろん退屈な曲も少なくなかったけどね。
特に #12 "Open All Night" は、すんげーカラオケで歌いたい! カラオケ化されるために、是非シングルでのリリースを希望!