Impressions
NEW ENGLAND / Explorer Suite (1980)
投稿日: 1998/06/20
「ALCATRAZZ のベーシスト Gary Shea とキーボーディスト Jimmy Waldo が在籍していたバンド」として名前を知ったものの、当時 NEW ENGLAND への欲求は皆無だった。が、84年に聴いた英産AOR/HR バンド BRONZE の唯一のアルバム "Takenby Storm" に収録されていた哀愁の名曲 "Don't Ever Wanna Loose Ya" が NEW ENGLAND のカヴァーだったことから、当時廃盤となっていた NEW ENGLAND 音源捜索が始まった。そして数年後、奇跡的にデビューアルバム "New England" を町角の「中古LP市」みたいなので格安で入手して以来、その爽快なる哀愁に満ち溢れた美旋律は我が家の重要な位置を占めている。
うちの奥さんは、娘がまだおなかにいる時に「胎教だ」とか言って毎日 BOSTON と共に聴いていたほど。
そしてなんと今になって「幻の」2ndが再発になるというではないか!! 1stをGET しただけで満足しちゃって、他の2nd、3rdなんて探してもいなかったッス。イヤハヤいい時代だなぁ。
で、この "Explorer Suite"、NEW ENGLAND の持ち味である哀愁/爽快が表裏一体となった甘美なメロディの洪水が、前作を上回るスペーシーなアメリカン・プログレッシブ・フィールで麗しく彩られていて、どう客観的に見てもメロディックロックとして完璧。正直言って降参です。参りました。
満足度 : 90%