Impressions
「フィンランドが生んだ奇跡」AMORPHIS の 6th アルバム。本作から Relapse を離れ、大手メジャーである Virgin へ。
ヴァイキングとエスニックが融合した悶絶フォークロア旋律を存分に配したタフで骨太なサイケデリック・ヘヴィ・ロックは、前作の延長線上の「祖国の英雄 KINGSTONE WALL の正統な後継者」と呼ぶに相応しいモノ。
本作ではさらに普遍的なロック・スピリットを増量しつつ、同時に悶々とした哀愁も極端なまでに増量。そのクッサクサなメロは、聴きながら笑ってしまうほどの殺傷力だわ。
混沌としながら心地良い極上のグルーヴの中に北欧の叙情美がしっかりと漂ってるのが、この AMORPHIS の凄いところだな。キーボードの使い方に URIAH HEEP を想わせる部分があるのもツボだしね。
荒涼とした叙情を湛える #4 "Morning Soil" とか、ホンット酒飲みながら聴くとマジ最高いッス。
ちなみ本作、忌々しい CCCD。我が愛車 Odyssey のカーステで聴くと音飛びしやがんの・・・Fuck !
(Jun. 16, 2003)
満足度 : 88%