Impressions
ブラジリアン・ネオ=クラシカル・クサメタル。インナーのショットから察するにメンバーはかなり若そう。(10代か!?)
YNGWIE MALMSTEEN か STRATOVARIUS かといったコテコテの様式スタイルを、若い世代ならではのシンフォニック・スピード・メタル・フレーバーで味付けしたその楽曲は、肝心のギターのスピード・プレイこそやや詰甘だったり(苦笑)しつつも、既存の様式スタイルから脱却せんとする意識が迸(ほとばし)る高い構成力と、ヴォーカルの「歌」を生かしたアレンジの妙によって既に相当なハイ・レベル。
ヴォーカルは頼り無さげながらなかなか艶のあるハイトーンで魅力的なメロを歌い上げているし、こりゃ将来に期待大の逸材かも。
イタリアン・シンフォ・メタル調に勇ましく疾走する "Wasting my Time" は本年度ベストチューンに間違い無くノミネートの佳曲。こういうのが一曲あると強いね。
満足度 : 82%